対馬駐(司令・山口1陸佐)は10月20日、同駐や対馬市厳原町(いづはらまち)で創立39周年記念行事を行った。同駐を一般に開放し、記念式典や観閲行進のほか、4音楽隊による演奏、対馬元寇太鼓の演舞、オートバイドリル、訓練展示、装備品展示、軽装甲機動車体験搭乗、子供広場などのイベントが行われた。
山口司令は式辞で、「市民のご支援やご協力に感謝します」と述べた後、隊員に対し「近年のわが国周辺の厳しい安全保障環境と国内で頻発する災害の発生状況に鑑みて、常に各自治体や関係機関と密接に連携しつつ、総力を結集して対馬海峡一帯の平和を守り、対馬を必ず防衛しなければならない。『一つ所に命懸けよ』との鎌倉武士の生き様に習い、自らの一つ所に命を懸けて共に戦っていこう」と強調した。
式典後、厳原町の目抜き通りで同駐部隊や海自対馬防備隊、空自19警戒隊、九州各駐の支援部隊による観閲行進が行われ、対馬に初めて上陸した16式機動戦闘車などの行進を目の前で見た観衆が、日の丸の旗を振りながら歓声を上げていた。
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陸上自衛隊 対馬駐屯地
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