人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム
自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
さて前回(86回・1/20)は、
読む、書く、会うがなかったまま
1日を終えてはいけません
読む、書く、会う、がない社会人は
顔を見ればわかってしまいますよ、
という話をしました。
やる気が出ないから仕事が進まない、
という人がいます。
やる気が出るまで待っていてはダメです。
先に始めて、少しするとやる気が出てきます。
人間は脳がそういうしくみになっているのです。
「どうしてすぐに始めないのですか?」
と訊くと、
「だってなかなかやる気が出ないから」
と答える人がとても多いのです。
たとえるなら、やる気は
いつもいつも待ち合わせに遅刻してくる
友人のようなもの。
やる気が出て来るまで待たなくても
いいのです。
やる気が出なくても始めましょう。
そのうちに「ゴメンゴメーン!」
と言いながらやる気は必ず追いかけて
きます。
まず始めないと、取り掛からないと
やる気はいつまでたってもやって来ません
やる気が出てからでは、実はもう遅いのです。
(了)
「援護を援護する」このコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。
毎週月曜日掲載です。
第84回 難しそうにみえることを平気でやれる人になろう
第85回 厳しい言葉に優しさを感じられる人になろう
第86回 やる気を待たないで始められる人になろう
自衛官の大半が若年定年制では50歳代半ば、任期制自衛官の多くが20~30歳代半ばで退職します。
防衛日報デジタルでは「募集と援護」を「入口と出口」と称し、地本・部隊の日々の活動を伝えてまいりました。
このコラムでは「出口」、つまり退職後の援護業務に着目し、防衛日報社としても自衛官の再就職を「援護」していきたいと考え、石塚氏とともに『援護を援護する』という企画を立ちあげました。みなさまに少しでも「援護」を知っていただけたら幸いです。
筆者プロフィール
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年新潟県出身。
前職のリクルートでは年間MVP受賞をはじめ表彰多数。人事採用のプロ。
これまで7000社の採用支援、2万人以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を持つ。