「援護を援護する」第110号 つまらない仕事からチャンスをつかめる人になろう

人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

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つまらない仕事からチャンスがつかめます。

何を言っているのかわからない、という人

にこそ、今号は読んで欲しいです。


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(109回・7/7)は、

地味な仕事をあえて楽しそうに

やると、不思議と地味な仕事が回って

こなくなる。仕事ができる人は地味な

仕事を楽しむ能力を持っていますよ

という話をしました。


つまらない仕事を続けるうちに

チャンスは来ます。

チャンスの出会いはみんながやりたく

なるような楽しいことの中にありません。

誰でも楽しそうな仕事、おもしろそうなところに

チャンスを見出そうとします。


天はうまい具合にギフトをくれます。

楽しい仕事、おもしろい仕事は

楽しいことそれ自体がごほうびです。


ところがつまらない仕事は、

チャンスというギフトがもらえます。

いまから思い返すとあれがチャンスだった

ツイていた、と思えることは、

振り返ってみるとほぼすべてが

つまらない仕事の中にあります。

それがわかってくるとますますつまらない

仕事を楽しめるようになります。


つまらない仕事をいい加減にやっていると

隠れたチャンスを見逃してしまいます。

つまらない仕事はいつもやる人が

決まっていません。

みんながつまらない仕事を避けている時、

「私がやります!」

と積極的に拾うのです。

つまらない仕事をやることでみんなに

評価してもらおうという意識でやっても

天はギフトをくれません。

つまらない仕事の中にチャンスがあることを

みんなに気づかれないようにやるのです。

みんなが避けて行かないところの方が

いいものが見つけられるのです。


(了)


援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

持つ。