「援護を援護する」第109号 地味な仕事を楽しめる人になろう

人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

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地味な仕事こそ、あなたの評価を変える

チャンスかもしれません。

楽しそうにこなす姿が信頼と未来を

引き寄せる。今号はそれがテーマです。



自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(109回・6/30)は、

立ち話がうまい人に人は動かされる。

物ごとを大げさに言わない、物事を

まとめて言わないことがポイントですよ

という話をしました。

 

地味な仕事こそ楽しそうにやりましょう。

仕事は100個のうち99個が地味な

仕事です。

地味な仕事はついつい、つまらなそうに

やってしまいます。

だからますます地味な仕事を押し付け

られるのです。

 

ところが地味な仕事をあえて楽しそうに

やると、不思議と地味な仕事が回って

こなくなります。

仕事ができる人は地味な仕事も楽しそう

にできます。

 

楽しい仕事は誰でも楽しそうにやります。

地味な仕事は誰がやってもつまらなそうに

やります。

地味な仕事をつまらない顔でしかできないで

いると、まだ地味な仕事がやり足りないのか

と思われて、もっと地味な仕事を回されます。

 

仕事ができる人は地味な仕事を楽しむ能力

を持っています。

ここで創造力が発揮されるのです。

仕事はつまらない仕事と楽しい仕事に

分けるのではないのです。

つまらなくしかできない人と、

楽しくできる人の2通りに分かれるのです。

 

上司は何がつまらない仕事かがわかっています。

それを楽しそうにやっている部下を見たときに、

上司は初めて評価するのです。

地味な仕事の大切な部分がちゃんとわかって

いることを評価してくれるのです。

地味な仕事で派手に差がついてしまうのです。

 

(了)

 

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

持つ。