「なぜ、あの人はわかってくれないのか」
という時はありませんか。
夫婦の喧嘩なんてそのほとんどが
「わかってくれない」の応酬です。
では、どうしたら?
今号はそれがテーマです。
「なぜ、あの人はわかってくれないのか」
という時はありませんか。
夫婦の喧嘩なんてそのほとんどが
「わかってくれない」の応酬です。
では、どうしたら?
今号はそれがテーマです。
自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
前回(106号・6/16)は、
どんなに忙しくしていても、帰るお客様を
直接見てあいさつすることがとても大事。
いましていることよりもお見送りのあいさつを
優先しなくてはならないですよ、という話を
しました。
人を動かそうとする時に、
一生懸命に自分の言うことを
相手に理解させようとするのは
間違いです。
人間は相手を理解したときに
動くのではありません。
自分のことを理解してくれる人のために
動くのです。
理解してもらうことほどうれしいことは
ありません。
たとえばあなたが友人にやむにやまれず
頼み事をしたとします。
しかしその友人からは
「君の考え方は間違っているよ」
と否定されてしまいました。
そのときあなたはなぜお前はオレの
言っていることがわからないんだ!と
自分のことを理解させようとします。
自分のことを理解しない奴はバカだ。
あいつはどうしようもない奴だ、と
なってしまいます。
これ、実はいろんなところで目にする
光景です。
人を動かすのは実はカンタンなのです。
相手がいま何を悩んでいるか
どうしたいと思っているのか
ということを理解してあげるだけで
いいのです。
自分の言うことは理解させなくても
いいのです。
あなたが相手のことを理解してあげた時
初めて相手と心が通うのです。
あなたは自分で壁を作りながら、
誰も私のことを理解してくれないと
言っているのです。
自分のことを理解させようという
エネルギーがあるのだったら、
そのエネルギーは相手を理解する方に
費やしていくべきです。
相手のことを理解することなど
できないと思って、どうせあいつとは
気が合わないからと投げてしまっては
いけないのです。
理解させるのではなく、
相手を理解する。
理解してくれる人のために
人は動くものなのです。
(了)
援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。
毎週月曜日掲載です。
1970年新潟県出身。
前職のリクルートでは年間MVP受賞を
はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC
これまで7000社の採用支援、2万人
以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を
持つ。