飲食店でゴハンを食べた。
「ごちそうさまでした」
と言った時に何も言われなかった時って
どんな気持ちになりましたか?
すべての産業はサービス業化しています。
他人事ではありません。
今号はそれがテーマです。
飲食店でゴハンを食べた。
「ごちそうさまでした」
と言った時に何も言われなかった時って
どんな気持ちになりましたか?
すべての産業はサービス業化しています。
他人事ではありません。
今号はそれがテーマです。
自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
前回(105号・6/9)は、
面子(メンツ)にこだわるほど存在感は
なくなります、面子にこだわってもっと大きな
ものを逃していることの方がマイナスですよ、
という話をしました。
飲食店でお客様が食事を終えて
会計して帰ろうとしています。
奥で働いている店員さんが
「ありがとうございました」と言うから
お客様の心理としては「ごちそうさま」
とお店の人に一言言って出て行きたいと
思います。
店員さんは忙しく動き回っていますから、
必ず目の前にいるとは限りません。
お客様が「ごちそうさま」と言って出て行く時、
無視されるか、
ありがとうございましたという声が
背中越しに聞こえるだけです。
カウンターで作業していた目の前の店員さんが
奥に行ってしまうと、直接あいさつができません。
帰りのあいさつができないと、
お客様はちょっと寂しい気持ちになります。
ちょっと寂しい気持ちになったところへは
2度と行きません。
怒っているから行かないのではありません。
ちょっと寂しい思いをした店には、
お客様は行かないものです。
ちょっと嬉しい気持ちになった店は
必ずまた行きます。
お客様は寂しがり屋です。
だからこそサービス業はおもしろいのです。
民間企業に限らず、IT化が進むほど
すべての産業はサービス化します。
これはロボットやAIが普及すればするほど
加速していきます。
逆に何かちょっとやるだけで
お客様はかなり感動してくれるし、
また来てくれます。
お客様としてサービスを受ける時は
いつもよりも相手をよくみていてください。
お客様心理をよりわかろうとしてみてください。
そうするとわかるのです。
どんなに忙しくしていても、帰るお客様を
直接見てあいさつすることがいかに大事か。
今していることよりも、お見送りのあいさつを
優先しなくてはならないのです。
(了)
援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。
毎週月曜日掲載です。
1970年新潟県出身。
前職のリクルートでは年間MVP受賞を
はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC
これまで7000社の採用支援、2万人
以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を
持つ。