「援護を援護する」第105号 小さな面子(メンツ)になんかこだわらない人になろう

人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

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無いようであるのがプライド。

こだわらないと言いながら

結構こだわるのが面子(メンツ)。

今号はそれがテーマです。


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。



前回(104号・6/2)は、

「この人なら負けても仕方ないな」と

相手に思わせる人が、勝つのですよ、と

いう話をしました。

 

面子(メンツ)にこだわるほど存在感は

なくなります。

注)面子(メンツ)

体面や名誉を指

「面子を立てる」のように、相手の体面

を尊重したり、自分の名誉を保つ行為を

指します。

「―が立つ」自分の評判や名誉が保たれている状態。

「―が丸潰れ」評判や名誉が失墜した状態。

「―にかかわる」体面や名誉に関わる状況。

類義語として「面目」がある。

 

存在感と面子を一緒にしている人には

存在感は出せません。

 

多くの人が、そして圧倒的に男子が

存在感よりも面子にこだわります。

面子になんかこだわったら存在感は

出せません。

面子にこだわらなくなったときに

初めて存在感が出ます。

 

面子にこだわらないようにするのは

とても難しいことです。

でも面子にこだわらなくなれば、

その人の重みは上がります。

 

例えば部下からの新しい提案を

認めない上司がいます。

認めようとしないのは、ほとんどの場合

上司が面子を気にしているからです。

実はちっちゃな問題なのです。

「オレのメンツをつぶす気か」と言う人ほど

大した面子なんかありません。

そういう面子にこだわってもっと大きなものを

逃していることの方がマイナスです。

 

相手の面子は立ててあげなければ

いけませんが、自分は面子なんかに

こだわらなくていいのです。

存在感のある人は小さな面子にこだわり

ません。

 

(了)

 

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

持つ。