「援護を援護する」第104号 この人には負けても仕方ないなと思われる人になろう

人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

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仕事でもスポーツでも圧倒的な時間量、

練習量で礼儀もマナーも良い人には

思わず心に浮かぶ気持ちがありますよね。

今号はそれがテーマです。


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(103号・6/2)は、

10ある仕事のうち、9つはだれがやっても

同じ。気持ちよく引き受けるか受けないかの

差は大きい。気持ちよく受けないと最初の

空気感がそこで悪くなってしまいます、という

話をしました。

 

世の中おもしろいもので、

勝とうとする人は勝てません。

「この人なら負けても仕方ないな」と

相手に思わせる人が、勝つのです。

 

誰かに勝とうとしても

勝つことはできません。

なぜなら相手も勝とうとするからです。

 

よーく練習している人。

とてもマナーのいい人。

人間的に尊敬できる人。

一緒にいると楽しく明るい人。

こういう人には負けても仕方がないな、と

相手は思います。

 

サボっている人。

マナーの悪い人。

志の低い人。

卑怯な手を使う人

には負けたくありません。

 

人知れず練習を重ね、

努力していれば

対戦相手に

「よく練習しているよな。あの人には負けても

仕方がないな。」

と思ってもらえます。

 

スコアで勝つのは

勝たせてもらっているのです。

大切なのは、いかに尊敬される中身を

作っていくかです。

結果で勝とうとすると

卑怯な手を使ってしまうのです。

練習量とマナーで勝つのです。


(了)

 

援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

持つ。