「援護を援護する」第103号 自信がない時ほど気持ちよく引き受ける人になろう

人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

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評価の悪い人に共通するのが

「ものごとを頼みにくい人」

です。

ものごとを頼みやすい人って何が

違うのか?











今号はそれがテーマです。


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(102号・5/19)は、

コミュニケーションは表情も大切。

話している時の表情ではなく、

聞いている時の表情で差がつくし

聞き手の表情は相手にすごく伝わり

ますよ、という話をしました。

 

何かを頼まれた時に気持ちよく引き受ける

だけでも、評価が良くなります。

例えば資料100ページのコピーを

頼まれたとします。

その時に気持ちよく引き受けてたか、

それともイヤイヤ引き受けられたかで

既に人事評価の勝負がはついています。

 

コピーの仕上がりの良し悪しはそれほど

関係ないのです。

仕事を受ける側は結果だけを見て判断

されると思いがちです。

しかし仕事ではだれがやっても同じ仕事が

たくさんあります。

10ある仕事のうち、9つはだれがやっても

同じです。

それを気持ちよく引き受けるか受けないかの

差は大きいのです。

 

気持ちよく受けないと最初の空気感が

そこで悪くなってしまいます。

面倒くさい仕事だから空気が悪くなるのでは

ありません。

 

私はいろいろなところで講演セミナーを

依頼されますが、主催者の方と一緒に

内容を打ち合わせる時に

「企画書を見せていただいてからウチで

開催できるかどうか、戻って検討させて

いただきます。」

という人がいます。

こういう人はプロの仕事ではありません。

本当のプロは自分がやりたいかどうかを

明確にしてその企画が通る可能性を

数値で出しその可能性をより高めるためには

どうしたらいいかを考える人です。

 

たとえそれが実現しなかったとしても、

まったく悪い気はしませんし、そういう人は

次にはこうしたら通せるというアイディアを

必ず提案されのです。

自信がない時ほど気持ちよく仕事を引き受ける。



































































































これが次に必ずつながるのです。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

持つ。