「援護を援護する」第120号 他人の目を恐れない、気にしない人になろう

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失敗がつらいのは痛みそのものではなく、

人に見られてどう思われるかを気にするから。

本当は恥ではなく、人間味を伝えるチャンス。

失敗を笑いに変えられる人は、

むしろ強く魅力的に映るようになる、

今号はそんなお話です。


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(119回・9/15)は、

負けても笑顔でいられる人が本当に強い。

失敗を笑いに変えられる人は人生でも得をし、

周囲を和ませる。小さな敗北も「笑い話」と

捉えられる力こそが人生を前進させる、

という話をしました。

転ぶのは痛くありません。  

転ぶのを人に見られるのがつらいだけです。  


失敗は本当はたいしたことではありません。  

つらいのは「人にどう見られるか」を気にして

いるからです。  

その視線を笑いに変えられる人こそ強いのです。  


むかしある先輩は、大事なプレゼンで

プロジェクターを映そうとしたら、

なんと!間違えて

自分の家族旅行の画像を大きく映し出して

しまいました。  


普通なら真っ青!になる場面ですが、  

彼は

「これが僕の一番のチームビルディング事例です」

と冗談を言ったのです。  


会議室は一瞬の静寂ののち、大爆笑。

場が一気に和み、  逆に彼の人柄への

信頼が増しました。  

結果、受注をしたのは彼でした。


失敗は恥ではなく、人間味を伝えるチャンス。  

転んだ瞬間こそ

「ネタがひとつ増えた」

と思えるかどうか。  

それが、人生を前に進める力になるのです。


(了)


援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

持つ