なぜ「本気」でやっているのに空回りするのでしょうか?
成果を阻むのは努力不足ではなく、過剰な力みかも
しれません。結果を出す人がたどり着くのは、やり切った
先にある70%の自然体なのです。
なぜ「本気」でやっているのに空回りするのでしょうか?
成果を阻むのは努力不足ではなく、過剰な力みかも
しれません。結果を出す人がたどり着くのは、やり切った
先にある70%の自然体なのです。
自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
前回(140回・2/9)は、人生のポケットには
未発見の強みという宝くじがある。失敗や人脈も資産。
比べずに自分の強みを磨き、日常のチャンスを掘り起こ
せば、大きな成果につながりますよ、という話をしました。
商談やプレゼンで「全力を出せば成果が出る」と
信じているビジネスパーソンは多いです。
しかし現場では、100%の力みが必ずしも最適解では
ありません。
むしろ、徹底的に準備し切ったあと、肩の力が70%
ほどに抜けた状態こそ、成果が最大化する状態です。
あるSaaS企業の営業部長は、大型案件の最終提案
でプレゼン内容を完璧に暗記し、想定問答もすべて用意
しました。
ところが初回は力みすぎ、お客様の表情の変化に気づけず
失注してしまいました。
彼は悔しさから準備をやり直し、徹底的に商品理解を
深めます。
2度目の商談では、もはや台本にはしばられず自然体で
お客様と対話したのです。
結果は受注。準備が限界まで積み上がったことで余計な力
が抜けたのです。
IPO準備中のベンチャーCFOが決算説明会で同じような
経験をしています。
初回は完璧を求めすぎ、数字の説明に終始し質疑で
硬直してしまいました。
そこで自ら財務ストーリーを再構築し、徹底的にシナリオを
磨きました。
次の説明会では投資家との対話に集中でき、評価は
一変しました。
力が抜けたのは、準備をやり切ったあとだったのです。
「力を抜く」とは手を抜くことではありません。
やるべきことを限界までやった者だけが到達できる状態です。
力みは未消化の不安の裏返しなのです。
まずは100%で走り切る。その先で訪れる70%の自然体
こそ、プロフェッショナルな成果を生むのです。
(了)
援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。
毎週月曜日掲載です。