「援護を援護する」第140号 人生の宝くじの当選番号を確認してみよう

人事採用のプロが教える。国防人のための「使える」キャリアコラム

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あなたのポケットにも当たりくじが入っています。

でも多くの人は「どうせハズレ」と確かめません。

強みも人脈も眠ったまま。しゃべれない営業が

ある一点で大型契約を取った意外な理由とは?


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(139回・2/2)は、初心者は前例や常識に

縛られず、直感で行動するため思わぬ成果を生むことが

ある。経験は強みだが挑戦を止める落とし穴にもなる。

成功する人は経験を持ちながら初心者の視点を保ち、

柔軟に動ける人ですよ、という話をしました。


人生というポケットには「宝くじ」が必ず入っています。

自分では気がついてない強み、過去の人脈や経験、

挫折した提案などなど、見直せば大きな資産になる

ものばかりです。


しかし仕事の現場には不思議な「見逃し」が潜んで

います。多くの人は大きな成功を遠い世界の話だと

考えています。

実際には日常の中に重要なチャンスが隠れています。

まるで宝くじの一等が当たっているのに、そもそも確認を

しない人がいるように、人は成功の可能性を持ちながら

自らそれを見逃すことがあります。

ハズレを恐れる心理が挑戦を止めてしまうのです。


ある営業マンは流れるようなトークができなくて悩んで

いました。先輩にはお笑い芸人のような天才的な営業

が何人もいたからです。


ある日を境に彼はうまくしゃべることを諦めて、徹底的に

聴く、傾聴することに徹するように営業スタイルを変えました。

そして会社の訪問客リストを地道に見直して古い名刺の山

にコツコツと再アポイントを取り、訪問し始めました。

みな数年前は案件にならずそのまま放置していた企業

ばかりです。


彼は1社1社思い切って連絡を取り、近況を尋ねて

みました。

するとある企業は新規事業を起ち上げた直後でした。

早速訪問して徹底的に傾聴。先方はあまり評価が

芳しくない新規事業をここまでしっかり聴いてくれる彼の

姿勢にいたく感激し、結果として大型契約へと発展した

のです。

余計な説明は一切せず、ひたすらしっかりと話を聴く

彼の強みが高く評価されたからです。


私たちのポケットにも同じような宝くじが必ず入っています。

重要なのは自分の強みを見直して生かすこと。

他人と比べないこと。

自分ならではの強み、が思い浮かんだなら、それが当選

番号かもしれません。ぜひ一度確かめてみてください。


(了)


援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

もつ。