忙しい人の心をつかむには、
話す前の「空気づくり」が勝負なのです。
「ちょっとだけ」の印象をどう演出するかで、
あなたのチャンスは大きく変わります。
忙しい人の心をつかむには、
話す前の「空気づくり」が勝負なのです。
「ちょっとだけ」の印象をどう演出するかで、
あなたのチャンスは大きく変わります。
自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
前回(111回・7/21)は、
やる気は行動のスピードに比例する。
モタつけばやる気は落ち、早く動けば
自然と気持ちが乗る。
地味な仕事も早く片づければ楽しくなり、
結果的に元気も出ますよ、という話を
しました。
忙しい人には「話は一部だけ」と
伝える工夫が必要です。
忙しい人にアプローチしたい人は、
あなただけではありません。
そうした人をつかまえられるかどうかで、
チャンスの多くは決まります。
チャンスは暇な人には来ません。
チャンスを持っているのは、
常に忙しい人です。
だからこそその人たちに「つかまる側」に
なってもらう必要があります。
忙しい人に話を聞いてもらうには、
まず「この人の話は長くならない」
と思ってもらうこと。
「ご相談があるのですが、
お時間よろしいですか」
と言っても、
「今ちょっと立て込んでいて」
と断られるのは、話が長そう、と
思われているからです。
「この人は要点が早い」
と思われていれば、忙しい中でも
時間をもらえる確率が上がります。
話は一部で済むという印象を
与えるには演出が要ります。
たとえば夏なら立ち話で済ませる。
冬なら座ってもコートを脱がない。
コートを脱ぐのは「長くなりますよ」の
サインです。
紙の資料を何枚も広げ始めるのもNG。
明らかに長くなる雰囲気になります。
「一部で終わる人」はコートなんか脱がないし
カバンから資料を出したりもしません。
ちょっとだけ話を聞くつもりだったのに、
コートを脱がれたり資料を広げられると、
「想定よりも長くなるな…」
と相手は構えてしまいます。
忙しい人にこそ用件は簡潔に、
そして「構えさせない」ことが鉄則なのです。
(了)
援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。
毎週月曜日掲載です。
1970年新潟県出身。
前職のリクルートでは年間MVP受賞を
はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC
これまで7000社の採用支援、2万人
以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を
持つ