「援護を援護する」第125号 今日もバラ色レンズのメガネをかけて出かける人になろう

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同じ景色を見ても、明るく感じる人と

暗く感じる人がいる。

その違いは「見方」かもしれません。

もしも人生を少し軽く、やわらかく眺められる

「メガネ」があるとしたら。

そんな話を某カフェのご主人が教えてくれた、

今号はそんなお話です。


自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に

従事くださり本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


前回(124回・10/20)は、

成功に順位も定員もない。比べることに

とらわれず、自分のペースで走り続けること

こそ本当の成功につながる。

焦らず、諦めず、静かに努力を重ねた先に

ゴールは現れる、という話をしました。


バラ色レンズのメガネをかければ人生は

バラ色になります。

これは決して冗談ではありません。


あるカフェのご主人にお聞きした話です。

駅前の旧い店で、毎朝8時になると

ご主人はお店の前をほうきで掃きながら

「今日もいい天気だなあ」

とつぶやきます。

雨の日も、雪の日も、猛暑の真夏の日も。


ある常連客が

「マスター、今日はどしゃ降りだよ」

と笑うと、彼はニッコリして言うのです。

「雨が降るからうちのコーヒーがよく出るんだよ」。


別の日には、強風で看板が倒れていたのを見て

「いいねぇ、風がある日は豆の香りがよく広がる」

と言っていました。


どんな日にも「いいこと」を見つけてニコニコしている

ご主人は、もの凄いバラ色レンズのメガネを

かけています。

彼の目には、どんな天気も商機に見えるのです。


私たちはつい灰色レンズのメガネをかけて

「うまくいかない」と嘆きがちです。

でもレンズの色を少し変えるだけで、

見える景色は驚くほど変わります。

あなたのメガネはいま何色ですか?


(了)


援護を援護するこのコラムはいつか訪れる

定年後のセカンドキャリアに活かせて、

「使える」再就職・キャリアのポイントを

毎回わかりやすく解説します。

毎週月曜日掲載です。


執筆者:株式会社 求人代表取締役 石塚毅氏

1970年新潟県出身。

前職のリクルートでは年間MVP受賞を

はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC

これまで7000社の採用支援、2万人

以上の個人向けキャリア相談実績あり。

サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を

持つ