令和8年を迎えた。日本を取り巻く安全保障環境は、かつてない速度と複雑さで変化している。中国、北朝鮮の軍事力の増強、ロシアによるウクライナ侵略や中露、露朝の連携強化など、国際情勢の不確実性は一段と高まっている。無人機の大量運用に象徴される新たな戦い方や、長期戦への備えも、現実的な課題として浮上する。
昨年3月に統合作戦司令部(JJOC)が創設され、自衛隊の統合運用体制は新たな段階に入った。内倉浩昭統合幕僚長は年頭にあたり、安全保障環境や同盟・同志国との連携、人的基盤の重要性などについて丁寧に言葉を重ね、統合運用体制について、さらなる最適化と実効性向上をめざす考えを示した。