こんにちは!
4月に入り入学式や就職などで心機一転新しい生活が始まりますね。
それに伴い毎年恒例の春の全国交通安全運動も開催されます。
今回はその実施内容や気をつけるポイントなどをお話ししていきます。

1.実施期間

 令和4年4月6日(水)から4月15日(金)までの10日間 

2.死亡事故ゼロを目指す日

 <令和4年4月10日(日)>
  
 令和3年の交通死亡事故者数は計2,636人でした。
 皆さんの意識の向上や車両の技術進化により過去70年で最も人数が少なく毎年減少傾向にあります。 

 しかし、1日あたりにすると全国で平均7.2人の方が毎日事故が原因で亡くなっていることがわかります。
 ふとした不注意や気の緩みがこのような事故を発生させますので今一度安全運転を意識しましょう。

  

3.運動重点

 今回の運動重点は下記の3つとなっていますので、具体的にどのようなことに注意するか確認しましょう。

(1)子供を始めとする歩行者の安全確保

 子供は運転手が予期していない行動をすることが多いです。
 特に友達と遊びながら複数人で登下校している時は要注意です。
 急に走り出したり道路に飛び出ることも珍しくありません。

 最も事故が起きやすい時間は17時〜18時くらいの夕暮れ時ですので運転される方は仕事帰りも気を抜かずに“かもしれない運転”を心がけましょう。

 また、お子さんがいるご家庭では横断歩道の渡り方信号の見方など道路の歩き方を定期的に指導するようにしましょう。

 【想定される取締り:歩行者が待機している横断歩道付近での一時停止】

(2)歩行者保護や飲酒運転根絶等の安全運転意識の向上

 交通事故はいくら気を付けているつもりでも起きてしまします。

 ですがその前にはいわゆるヒヤリハット体験と呼ばれる事故の一歩手前のような状況になることがあるかと思います。
 ヒヤリハット体験とは雪で視界が悪く中央線をはみ出していた、左折しようとしたら自転車が助手席側ギリギリを通過したなど思わずヒヤリとしたりハッとさせられる体験のことです。

 このような経験は危険な状況と同時に自身の運転に対する反省にもつながりますので忘れないように意識しましょう。

 また、飲酒運転に関しては運転に自信があり自宅まで短距離だとしても絶対にやめましょう。

 あなたの大切な家族が事故で重症になった時に相手から「酒を飲んでいてよく覚えていない」と言われたら…

 そんな辛い思いを誰もがしないために日頃から心がけましょう。

 【想定される取締り:深夜に車両を停車させての飲酒検知】

(3)自転車の交通ルール遵守の徹底と安全確保

 最近コロナウイルスの影響によりデリバリーサービスが急速に増えています。

 元々走行に運転免許が必要ない自転車は違反をしても免許失効の罰則がないため交通ルールを守らないことが多い印象です。

 しかし、自転車での事故は自動車以上に危険が伴います。

 歩行者との事故では過去に1億円近い賠償金が発生した事例もありますし、子どもが自転車で事故を起こした際はその親に賠償金が発生する場合もあります。

 また、自動車との事故では重量の違いから大怪我になりやすいことも特徴です。

 自転車を使う際は被害者にも加害者にもなりやすいという自転車の特性をよく理解しましょう。

 【想定される取締り:自転車の走行場所と交通ルール違反へ指導】

4.最後に

 交通事故を万が一起こしてしまったときは正直に警察に連絡しましょう。

 今は防犯カメラも多くなっていますし、ドライブレコーダーやSNSも発達していることからバレないということはほぼありません。

 さらにすぐに通報しない場合は被害者からひき逃げされたなどと言われ、より重大な事案に発展しかねません。

 どんな車両も生活に便利な反面、時に人を殺めることも簡単にできてしまうということを忘れないようにしましょう。

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