自衛隊体育学校(学校長・豊田陸将補)からは10競技17人の自衛官選手が東京オリンピックに出場します。本日は、以前紹介した記事を再掲載でお届けします。みんなで選手たちを応援しよう!

カヌースプリント カヤックフォア500メートル
「悔いの残らないレースを」藤嶋 大規 2陸曹

藤嶋 大規 2陸曹

 藤嶋2曹は山梨県出身。富士五胡に通える環境に育ち、小学4年生からカヌー部で腕を磨いた。男子カヤックで日本が28年ぶりにオリンピックに出場した2012年のロンドン大会に、同僚の松下桃太郎3陸曹とともに出場したものの、ペア10位と入賞は果たせなかった。リオデジャネイロ大会では代表を逃したが、2大会ぶりの東京大会で上位進出を目指す。

――現在のコンディション、トレーニング状況はどうですか。

 藤嶋 この1年、自分自身のレベルアップ、チームのレベルアップに時間をかけてきました。体育学校はスポーツに100%集中できる環境を作ってくれるので、より一層レベルアップすることができる環境だと思います。

 自分はフィジカルを向上させつつ、スピードも落とさないことを意識してトレーニングしています。現在、コンディションはとてもよく、水上でのタイムも設定されたタイムを出せているので、本番でのレースが楽しみです。

――オリンピックまでのスケジュール、競技の見どころは。

 藤嶋 3月にアジア競技大会、5月にワールドカップがあり、その後、東京オリンピックを迎えます。

 カヌースプリントは、4人の息が合ったパドリングと後半のレース展開、ダイナミックさに注目して見てほしいですね。

――東京オリンピックへの意気込みを聞かせてください。

 藤嶋 アスリートとして、また人として、多くの人から応援してもらえる選手でいたいと思っています。応援してくださる皆様、そして家族に少しでも恩返しができるよう、自分自身の力を100%発揮して悔いの残らないレースをしたいと思います。東京オリンピックではメダル獲得を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。

カヌースプリント カヤックフォア500メートル
「10年の代表経験生かす」松下 桃太郎 3陸曹

松下 桃太郎 3陸曹

 松下3曹は、カヌー選手だった父親の影響で小学生のころから競技を始めた。2012年のロンドン大会ではペアで10位、シングルで11位と入賞には届かなかったが、東京大会で2大会ぶりの出場が内定した。

――コロナ禍で読めないところもあると思いますが、オリンピックまでの想定スケジュールは。

 松下 3月のアジア競技大会、5月のワールドカップ1戦、2戦に出場する予定です。現在はアジア競技大会に向けてハードなトレーニングをしていて、調子が上がってきています。

 しばらくは国内での合宿になりそうなので、しっかりと集中してトレーニングしたいと思っています。

――東京オリンピックの目標と意気込みをお願いします。

 松下 カヌースプリントは4人の息のあったパドルさばき、そしてスピード感と鍛え抜かれた筋肉が魅了の競技です。その面白味を多くの人に伝えられるよう頑張ります。目標はメダル獲得。最低でも入賞はしたいですね。10年以上の日本代表経験を生かして、チームを引っ張っていきたいと思います。

――最後に体校について。

 松下 オリンピックを目指すアスリートにとって、一番いい環境だと思います。また、(自衛隊は)人間性も高められる場所でもあると思います。

自衛隊とオリンピック ~自衛隊の気になるデータ

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