輸送艦「くにさき」艦艇公開を支援 広報ブースを開設|宮崎地本

セクション画像

宮崎地本日向地域事務所(所長・渡邊3陸佐)は12月15日、宮崎県日向市細島港で実施された輸送艦「くにさき」(艦長・鈴木2海佐)による艦艇公開を支援するとともに、同周辺のお倉ケ浜で行われているLCAC(エアクッション型揚陸艇)訓練を見学する人への広報活動を実施した。
 
幼稚園児らが園外活動に

 「くにさき」は、掃海隊群1輸送隊の所属。自衛隊の人員・装備・作戦資材などの海上輸送の水陸両用作戦を主任務にするほか、災害派遣、国連平和維持活動など、多種多様な任務に従事する。また、LCACを搭載し、日向市お倉ケ浜で定期的に訓練を実施している。

 艦艇公開は、日向市や県内各地から700人を超える来場者を迎え、艦内見学、広報ブースで抽選会を楽しむなど有意義な時間を過ごしてもらった。

 日向市お倉ケ浜は、LCACビーチング訓練を実施できる国内では珍しい場所であり、毎年10月以降に訓練を実施し、乗員の練度向上に必要不可欠な場所となっている。

 訓練期間中には隣県などからも多くのファンが訓練を見学し、「九州LCACを愛する会」の人たちも積極的に隊員の激励に訪れる。また、近傍の幼稚園児らは園外活動で訪れ、迫力ある姿や水しぶきを上げて走る様子に目をキラキラさせて楽しんでおり、今回訪れてくれた園児から、隊員へメッセージボードが渡され、隊員を笑顔にさせてもらった。

訓練地(お倉ヶ浜)へ園外活動

 日向所は「日向市をはじめ、地域の皆さまの自衛隊へのさまざまな訓練のご理解、ご協力に感謝し、今後も地域と連携し、多角的なアプローチで募集活動を展開していきたい」、また、宮崎地本は「職員一人ひとりが情熱をもってこれからも自衛官の募集、退職自衛官の就職援護、予備自衛官の管理などに邁進まいしんしていく」としている。


◆関連リンク
自衛隊宮崎地方協力本部
https:/https://www.mod.go.jp/pco/miyazaki/

他記事は防衛日報PDF版をご覧ください。

→防衛日報1月28日付PDF