海自佐世保教育隊(司令・井上1海佐)はこのほど、第18期海曹予定者課程(142人)の2個分隊による水泳競技を開催した。
修業を目前に控えた学生にとって、入隊から約2カ月半の鍛錬の成果を発揮する最後の競技。
これまでの分隊対抗競技では、持久走、球技競技で2連勝し、グランドスラムを目指す11分隊と悲願の1勝を目指す12分隊の勝利に対する熱い意気込みが競技前の練習からも感じられた。
競技は溺者救助レースやロングビート板リレーなど異色の競技で勝敗以上に盛り上がり、両分隊ともスポーツマンシップにのっとり、お互いの選手へ大きな声援を送っていた。
競技の結果は、序盤から11分隊が優勢のまま、最終競技の分隊対抗リレーを迎え、11分隊が勝利。分隊対抗リレー、分隊優勝を収め、グランドスラムの偉業を達成した。
海自佐世保教育隊は「学生たちは、日々の教育訓練などで培った気力、体力、技術を遺憾なく発揮するとともに、競技を通じて敢闘精神や団結心を強め、心身ともに強くたくましく成長した」としている。