陸自12旅団12ヘリコプター隊(隊長・小丸2陸佐)2飛行隊はこのほど、霞ケ浦離着水訓練場でCH47の離着水訓練を実施した。
訓練では操縦士の緊急時における水上操作能力、水上ホバリング能力を図るとともに、整備員の訓練実施後の特別点検における整備能力の向上を図った。
相馬原飛行場を飛び立ったCH47は、霞ケ浦離着水訓練場に進入し、ホバリングに移行して徐々に高度を下げ、霞ケ浦の湖面に着水した。
機体はゆっくりとした速度で水上滑走をした後、ローターの出力を上げて再び上空へ離水。機内からは滑走中に流入した湖水が滝のように排水され、ヘリコプターのダウンウオッシュによる波紋が湖面に美しく広がっていた。
12ヘリ隊は「空中機動性を強化した旅団の航空部隊として、いかなる状況においても任務を完遂する能力を培うため、引き続き訓練に邁進(まいしん)していく」としている。