対馬駐修親会(駐屯地司令・山田1陸佐)は12月13日、対馬市厳原町野良の遠見崎にある旧陸軍墓地の清掃を陸自対馬OB会の有志と合同で実施した。
墓地には明治5年、鎮西鎮台から派遣された兵士、明治18年に広島鎮台1個中隊が派遣中に亡くなられた兵士、対馬警備隊所属の明治38年までに亡くなられた兵士の80有余の墓標が祀まつられている。専門家の間では、「全国的には小規模であるが、歴史的に非常に珍しく、価値ある墓地の一つ」と評価されている。
当日朝、現地に集合した修親会、対馬OB会は、墓地の入り口から荒れ果てた通路の草刈りや倒木の除去、墓地では草刈りと破損した墓石の整備などを行った。
きれいになった墓地空間では対馬の東水道から林内を吹き抜ける冷たい風が、冬の訪れを醸かもし出してくれ、清掃後は、慰霊碑前に供物台を設け、今日のわが国の平和で穏やかな社会の礎となられた方々に対し、線香を焚いて酒を捧ささげ、先人の功績を称たたえ、活躍に感謝の念を込めて手を合わせた。
その後、対馬OBで郷土史家の小松津代志氏から墓地に関する教育をしてもらい、この日の清掃ボランティアは終了した。
対馬駐修親会は「会員は改めて防人、軍人が命を懸けて対馬を守ってくれたことに感謝し、これからも守り続けることを誓った」としている。