陸上自衛隊中央音楽隊副隊長の柴田2陸佐が11月27日〜29日の間、ポーランドで開催された国際的な指揮者コンクール「ワルシャワ吹奏楽指揮コンクール2025」で見事1位に輝いた。
陸上自衛隊中央音楽隊副隊長の柴田2陸佐が11月27日〜29日の間、ポーランドで開催された国際的な指揮者コンクール「ワルシャワ吹奏楽指揮コンクール2025」で見事1位に輝いた。
同コンクールは世界的な吹奏楽指揮者の登竜門として知られ、事前のビデオ審査による第一次審査では世界13か国から約30人が選出された。柴田2陸佐は二次、三次審査を通過し、ファイナルステージには日本人3人を含む5人(ほかポーランド、リトアニア)が進出した。
ファイナルの課題曲は、同コンクールのために書き下ろされた新作と、ポーランドの作曲家ルトスワフスキーの「小組曲」の2曲。審査はポーランド陸軍軍楽隊を指揮してのリハーサルおよび本番演奏の双方が対象となったが、柴田2陸佐は高度な音楽性と統率力を示し、栄えある1位を獲得した。
柴田2陸佐は、「このような賞をいただき大変光栄です。部隊をはじめたくさんの方々の応援と支えのおかげで挑戦することができました。この経験を活かし、日本のみならず世界に向けて感動の演奏を届けられるようさらに精進したい。」と語った。
同コンクールでの日本人の過去受賞者は、2019年の芝岡愛貴氏(2位)、2021年の甘粕宏和氏(1位)で、自衛官による受賞は今回が初めてとなる。