都城駐(司令・石岡1陸佐)はこのほど、駐屯地オリジナルラベルのワイン「都城自衛隊ワイン」の販売を、駐屯地敷地内売店(限定)で開始した。
都城駐(司令・石岡1陸佐)はこのほど、駐屯地オリジナルラベルのワイン「都城自衛隊ワイン」の販売を、駐屯地敷地内売店(限定)で開始した。
ワインは赤と白の2種類。お土産などに喜ばれる持ち運びに手軽なハーフボトルサイズで販売されている。
ラベルには地元の名峰・霧島を中心に配置したデザインや、地域の人たちと歩んでいく思いを込め、駐屯地スローガン「地域とともに」などが記載されている。
駐屯地を訪れた人たちからは、「お土産にピッタリ」「珍しいから喜ばれる」と好評で、駐屯地限定の意外性から注目を集めている。
都城駐は「今後とも地域との連携を強化し、さまざまな活動を通じ、地域に貢献していきます」としている。
<編集部より>
私事ながら、旧社では事件、事故などの突発的な国内外への出張が当たり前の部署に在籍していました。会社の経費を使っている以上、「お土産」は普通に欠かせません。ただ、現場が街中以外の場所が多かったこともあり、結局は帰りの空港や駅などでそろえる「~へ行ってきました」的なものが定番だった気がします。
まさに、昭和ですね。行ったことを証明するかのようなものですから。今では「ほかにあるだろ~」とお叱りを受けること必然ですが、業務内容からしていろいろと探せるような状況にもなし。部署に帰社の連絡をすれば、「何やってんだ! 次(の仕事)があるから、早く帰ってこい!」と司令塔のデスク(編集者)から一喝。部署に戻っても仲間たちは忙しく、「あ、そう」と無表情で口に入るものなら別に何でもいいという感じです。
とにかく、名産品とかいうことにまったく見向きもしない。記者の出張は日常茶飯事のこと。その程度の反応でした。
前置きはここまでにして、本日は都城駐屯地が駐屯地オリジナルラベルをまとった「都城自衛隊ワイン」の限定発売をした話題を紹介します。ワインと赤の2種類のハーフボトルサイズで、ラベルには地元の名峰・霧島や駐屯地スローガンの「地域とともに」などが記載されています。駐屯地を訪れた人たちには好評のようです。
すでに、防衛日報で掲載された記事ですので今だから言えますが、実はこのお話、そもそもは地元紙のネット版で見かけ、駐屯地に電話で尋ねた経緯がありました。
「そういえば、お土産というものがないな」。駐屯地内で話題となり、厚生課、製造所などが関係し、発売にこぎつけたようです。「お土産にピッタリ」「珍しいから喜ばれる」。駐屯地限定という意外性も拍車をかけたようです。ほかにもいろいろと話を聞きましたが、駐屯地側の意向もあり、新聞では小ぶりの扱いにしました。ただ、せっかくのいい話。レイアウト担当記者には目立つように依頼し、飾りを付けたハコ型の記事にしてみました。
以前、予備自衛官招集訓練の参加者の土産品としてお菓子やグッズなどを揃えている駐屯地の話を新聞で掲載したことがあります。『(予備自衛官等お土産』ができました!|岩手地本)現役隊員の帰省や出張にも喜ばれていました。駐屯地限定商品でなくても、自衛隊関連グッズのメニューはアクセサリーやグッズ、キーホルダー、腕時計、せんべいなどなど、その数は増加の一途。今では、通販でも購入できるほど普及しています。
「自衛隊とグッズ」。一昔前ならこの組み合わせ自体、なかなか難しいものだったと思いますが、それだけ自衛隊への関心や理解、親近感の醸成などのため、積極的に「広報」する必要があるからなのではないでしょうか。
翻(ひるがえ)って、広報紙としてもこうした思いをしっかりと受け止めて業務に励まなければならないと肝に命じました。