美幌駐6即応機動連隊(連隊長・中津1陸佐)は10月13日から11月21日の間、同駐と同訓練場で、「令和7年度部隊格闘指導官養成集合訓練」を担任した。
訓練は、至近距離戦闘における格闘技術の向上を図るとともに、その技量を検するために、5旅団の各部隊から選抜された格闘検定特級保有者24人が参加した。
訓練内容は、当初の2週間を基礎確立期として、格闘理論、訓練管理の理解を深め、次の2週間は練成期として、技術運用の理解と向上を図るとともに、指導官に必要な訓練管理能力、資質を涵養。最後の2週間を完成期として、格闘の本質を理解させ、部隊格闘指導官としての知識と技能の習得を図った。
完成期終盤には部隊格闘指導官の資格を付与するための認定試験を実施し、その練度を評価・判定した後、最後の試練として総合訓練を実施した。
専修員は、認定試験合格に向けて起床後と消灯前の零細時間のほか休日も活用して鍛錬を積み重ね、認定試験の結果19人(うち6即機連6人)の部隊格闘指導官が新たに生まれた。