丘珠駐(司令・安達1陸佐)は11月19日、令和7年度札幌飛行場除雪隊「オニオンスノーファイターズ」の編成完結式を実施し、隊員24人が参加した。
札幌飛行場は、青森空港に次ぎ全国で2番目の積雪量がある飛行場で、陸自唯一の官民共用飛行場。札幌飛行場の年間の航空機離発着回数は官民合わせて約3万700回で、除雪の成否が航空機の運航に大きく影響する。
今年は降雪が早く、19日の時点で5日間、計11回出動している。
除雪隊は、日々19人が交代で24時間待機しており、除雪隊長の古市1陸尉は、「冬季の厳しい環境下においても、航空機が安全、かつ、円滑に運航できる状態を維持させる使命を自覚し、空港関係者の皆さまと緊密に連携して安全運航を最優先に冬を乗り越えます」と決意を述べた。
また、今年度から新しく、雪や氷を早く溶かして滑走路面の安全性を確保するために散布する「融雪剤散布車」が導入され、新たな戦力として活躍している。3月末までの、除雪隊の長い闘いが始まった。