宮崎地本小林地域事務所(所長・渡邊2陸尉)は5月29日、宮崎県小林市立東方中学校、野尻中学校で、24普連(連隊長・大江1陸佐)の協力の下、東方中65人、野尻中35人に対し、防災教育を実施した。
はじめに、えびの駐広報室長の久保田1陸尉が災害時の知識と対応力について、「自分の身は自分で守り、そして、みんなで一緒に守りましょう」と説明した。
その後、衛生小隊の隊員が心肺蘇生法とAED機器の使用方法を説明し、AED機器を使用した心肺蘇生法を展示した。
引き続き、生徒たちにAED機器を使用した心肺蘇生法を一連の流れで体験させ、その後、応急補助担架の作成要領や搬送方法を体験させた。
応急補助担架の強度に不安な顔も見受けられたが、実際に自衛官が補助担架に寝てもらい、学生が持ち上げて体験してみると意外に安定し、安心した様子だった。
次に、装備品の体験などを行い、迷彩服の試着や防弾チョッキ、防護マスクなどを装着すると、
生徒たちは興味津々に「どんな時に着るんですか」と隊員に質問を投げかけたり、匍匐ほふく前進をしたり、自衛隊への理解を深めていた。
教育終了後は、生徒代表がお礼の言葉を述べ、非常時に取るべき行動を理解した様子だった。
宮崎地本は「今後もあらゆる機会を通じて部隊と連携を図り、自衛隊に対する理解促進に努めてまいります」としている。