帯広地本(本部長・上野1陸佐)は12月6日、国土交通省北海道運輸局帯広運輸支局との共催により「バス・トラック運転体験及び就職相談会」を開催した。
事業は、地本が全国に先駆けて実施しているもので退職予定自衛官に運輸業に対する理解を促進させ、職業選択の資とすることと、運輸業にとっては、深刻な人手不足の解消につなげることを目的として開催している。
今回は、帯広市近郊のバス会社5社、タクシー会社2社、運送会社3社の計10社の協力を得て開催。若年定年退職予定隊員26人、任期満了退職予定隊員1人の計27人が参加した。
運転体験では、参加隊員が大型バス、大型トラックを実際に運転して運転免許試験場内に設定したコースを走行し、交差点での右左折などの車両感覚を体験させることができた。
また、就職相談会では各社のブースで担当者から具体的な業務内容や働き方について説明を受け、退職後の自分の姿をイメージさせることができた。参加隊員からは、「バスの運転が良い経験となり、再就職の視野が広がった」「今後の就職活動の選択肢が増えた」との意見が寄せられた。
帯広地本は「退職予定隊員が再就職に向けて万全の態勢がとれるよう、今後も隊員に寄り添った援助を行っていく」としている。