新発田駐30普連(連隊長・郡山1陸佐)は2月24日から26日の間、関山演習場で、「積雪寒冷地におけるスキー行進に引き続く攻撃行動」を検閲課目として3中隊の訓練検閲を実施した。
新発田駐30普連(連隊長・郡山1陸佐)は2月24日から26日の間、関山演習場で、「積雪寒冷地におけるスキー行進に引き続く攻撃行動」を検閲課目として3中隊の訓練検閲を実施した。
訓練に先立ち、統裁官は「企図の徹底」「管理の万全」「積雪寒冷地の特性を克服・活用して、緊密な火力支援の下、軽快な雪上機動力を発揮した攻撃により、敵を各所に分断・孤立させて撃破せよ」と要望した。
21日、新発田駐で事前に隊容検査が行われ、任務の理解、ガンハンドリング、冬季の特性を踏まえた創意工夫資材、部隊行動基準、冬季衛生の理解など準備状況を確認した後、関山演習場に前進した。
例年よりも多い積雪量を記録した演習場内で24日、雪上車による曳(えい)行スキーを含む14キロのスキー行進を一晩かけて実施し、じ後、集結地の安全化・占領を行った。
その後、敵のドローン偵察や妨害活動を警戒しつつ我のドローン、狙撃組、斥候組を駆使して敵情、地形を解明しつつ攻撃準備を行った。
26日の薄明、中隊は攻撃前進を開始。敵主力との10時間におよぶ粘り強い戦闘を継続し、死力を尽くした。昨年9月に中隊配置され、初の訓練検閲に参加した若手隊員たちも教育隊で学んだ経験や中隊で教わった技術を生かし、厳しい環境や訓練状況に負けずに培った「菖城魂」を発揮し、奮闘した。
30普連は「さらなるプロフェッショナリズムの実践と練度向上、精強化を期待し、本検閲の状況を終了した」としている。