鹿児島地本(本部長・川畑1海佐)は8月30、31の両日、鹿児島湾(鹿児島市)で、約50人の募集対象者、保護者らに対する補給艦「ときわ」の特別公開を実施した。
艦艇広報は、鹿児島湾に錨泊中の「ときわ」まで内火艇による海上輸送形式で行われ、募集対象者、保護者は、下から見上げる補給艦の大きさに圧倒されていた。
乗艦の際、安全面を徹底した乗員による誘導や内火艇との連携、自衛官らしく溌剌(はつらつ)とした動作を目の当たりにし、参加者は安心して見学に臨むことができた様子だった。
特別公開では、補給艦の任務の概要説明にはじまり、艦橋、操縦室、居住区域、食堂、補給艦ならではの巨大冷蔵庫の見学、甲板で燃料などの補給のための蛇管燃料ホースの展示説明を実施。各場所で担当者から丁寧な説明が行われ、募集対象者に海自の補給艦を十分に理解してもらえる内容だった。
参加した募集対象者は、「補給ステーションや補給管制室など補給に関わる設備は印象的な物が多かった。
乗員の方の貴重なお話が聞けて大変参考になりました」「特別公開に参加して補給艦そのものの見応えもそうですが、乗員の方々にとても良くしていただいて、とてもいい体験ができて楽しかったです」など多数の感想、感謝の言葉を述べていた。
鹿児島地本は「引き続き、鹿児島県内において積極的に自衛隊の活動などを紹介する機会を設け、鹿児島県民の自衛隊に対する理解の促進、認知度向上に努めたい」としている。