鹿児島地本知覧分駐所(所長・永山准陸尉)は12月2日、指宿市立開聞中学校で学校職員、全校生徒約100人に防災授業を実施した。
授業の前半は地震についての概要(地震発生のメカニズムと地震によるさまざまな影響)や防災で重要なこと(自助・共助・公助)についての授業、自助・共助に関するクイズを実施し、生徒たちは理解を深めた様子だった。
後半は、地震発生時における自衛隊災害派遣の活動状況として、東日本大震災や能登半島地震での自衛隊の活動を紹介。その後、実際に東日本大震災時に福島県内で災害派遣活動に従事した知覧所長が体験談を語り、所長の被災地での活動や被災された人たちの様子について話すと、生徒は真剣なまなざしで聞き入っていた。
最後に大災害の際に必要なものは、自らを守る「自助」と皆で協力する「共助」であることを強調するとともに、「災害発生時、まずは自分自身で、自分たちで対応できる知識と心構えを持ってください。また、災害への備えをご家庭でもお話ししてもらいたい。われわれ自衛隊は必ず助けるという強い使命感を持って活動します」と生徒に呼びかけた。
最後に生徒代表から「地震の恐ろしさやそのメカニズムについて知ることができた」「いざ、災害に遭った時のために自助・共助が大事だと思った」「自衛隊について多くのことを知る機会があってためになった」など多くの感想を聞くことができた。
また、校長からは「次の授業はぜひ、体験型の防災授業をお願いしたい」との話もあった。
鹿児島地本は「引き続き、防災講話を通じて学校教育に協力するとともに、防災意識の向上と自衛隊の活動を合わせて広く認識してもらい、自衛隊の任務や活動への理解促進を図っていく」としている。