尊い遺志を胸に刻み 殉職隊員へ深甚なる追悼|第10師団

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儀仗

防衛日報 2025年12月28日付


 陸自10師団(師団長・垂水陸将)は11月16日、守山駐で師団地区内殉職隊員の御霊(みたま)に対して追悼の意を表するため、「令和7年度師団地区内殉職隊員追悼行事」を実施した。


 式には、遺族、各協力団体会長らのほか、師団地区内の部隊・機関の長ら自衛官約70人が参加した。


 行事では当初、10音楽隊による国歌吹奏が行われ、青く澄み渡る空へと響き渡った。多くの供花で装飾された慰霊碑を前に、儀仗(ぎじょう)、拝礼、黙とうを行い113柱に対し、御霊の冥福(めいふく)を祈った。


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献花台全体写真


 その後、執行者(垂水師団長)が追悼の辞で、「改めて御霊に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。私たちが職務に精励できたのは、国家防衛の志の下、献身的な任務を遂行された御霊が残された道標のたまものであり、われわれは決して忘れることがあってはなりません」と述べた。


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献花(師団長 垂水陸将)


 その上で、「御霊が身をもって示された尊い使命感と崇高な遺志を胸に刻み、かけがえのない隊員を失うことがないよう、全力で隊務に取り組んでいくことをここにお誓い申し上げます」と決意を語った。


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執行者(師団長 垂水陸将)追悼の辞


 最後に、儀仗隊の弔銃により哀悼の意を捧ささげた。