英霊に思いを重ねて 20歳の集いで門出を祝福|滝ヶ原駐屯地

防衛日報 2026年1月23日付


 滝ケ原駐(司令・山口1陸佐)は1月14日、「駐屯地20歳の集い」を実施し、人生における大きな節目を迎えた隊員の門出を祝福した。


 今年度、20歳を迎えた26人の隊員は、駐屯地前朝礼で今後の抱負を全隊員の前で力強く決意を表明。その後、玉穂地区忠霊塔で同地周辺の清掃奉仕活動を実施した。


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集合写真


 活動は駐屯地成人行事の一環として行われており、社会人としての自覚を助長するとともに、自衛官としての使命感を涵養することを目的として平成25年から続けられている。


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清掃の様子


 玉穂郷友会、遺族会の清掃指導を受けながら、明治以降の戦争で尊い命を落とされた103柱が祀られている高さ約7メートルの忠霊塔、戦没者の芳名が刻まれた石碑の汚れを丁寧に落とすとともに同地区の清掃を約1時間かけて実施した。


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忠霊塔を磨く隊員

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石碑を磨く隊員


 清掃終了後、駐屯地司令からは、「自分のために生きるということはもちろん大切だが、ここに眠る英霊たちのように『誰かを支えるために、誰かを生かすために生きる』ということの崇高な使命を、この節目に今一度考え、今後、家族の一員として、地域の一員として、そして自衛官としてどう生きていくかを考えるきっかけとしてほしい」と、祝福と激励の言葉が贈られた。


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英霊に哀悼の意をささげる隊員たち

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哀悼の意をささげる隊員


 引き続き行われた記念会食では、滝ケ原自衛隊協力会の村松会長から「今後の皆さんの行動は自由とともに責任が伴います。一人の社会人としての自覚を持って、今後の活躍を期待しています」との祝辞があった。

 隊員を代表して普教連2中隊の天野陸士長が「まだ20歳と未熟な私たちではありますが、本日、ここに立っている気持ち、初心を忘れずに、それぞれの持ち場で精進していきたいと思います」と決意を新たに力強く語った。


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決意の言葉(天野士長)

「地元御殿場で育ち20歳を迎えて」普通科教導連隊4中隊 陸士長 芹澤 明日夢


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 令和6年4月に自衛隊に入隊し、まもなく2年が経過しようとしている中で、人生においての一つの大きな節目である20歳を迎えました。


  「困っている人を助けたい、そして何より日本と生まれ育ったこの御殿場市を守りたい」


 そんな思いで入隊を決意し、振り返れば矢の如く過ぎ去った2年間でしたが、過ごした日々はとても濃密で、厳しい中でも非常に充実した生活を送ることができました。


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新隊員教育修了式にて(上段左)


 特に印象深いのは、昨年の富士総合火力演習です。81ミリ迫撃砲弾薬手として参加し、中隊の先輩方から基本基礎動作を今一度教わり、「全国の普通科部隊の指標」として、部内外に精強性をアピールすることができたのは強く印象に残っています。

 少しでも早く陸曹への道を切り開き、生まれ育った故郷であるこの御殿場市に少しでも恩返しができるよう、そして家族や支えてくれる方への感謝を忘れず、今後も精進していきます。


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部隊見学で母校の後輩に自衛隊の魅力をアピール