創立72周年で市中パレードとまちなかフェスタ 福島駅前が自衛隊一色に|福島駐屯地

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市中パレード16式機動戦闘車

防衛日報 2025年10月29日付 


 福島駐(司令・南利1陸佐)は9月27日、福島駅東口で市中パレードと駐屯地初となる「まちなかフェスタ」を、同28日には駐屯地創立72周年記念行事を執り行った。


 「まちなかフェスタ」は、福島駅東口にあるまちなか広場で開催。自衛隊車両(軽装甲機動車・高機動車、偵察用バイク)や装備品展示、6音楽隊による演奏や体験型広報ブース(降下体験VRや自衛隊装備の塗り絵など)で盛り上がりを見せた。


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体験型広報ブース


 また、市中パレードでは、6音の行進曲に合わせ威容と統制のある徒歩行進、迫力のある車両行進(87式偵察警戒車1両、16式機動戦闘車1両含む)が沿道に集まった多くの観客を魅了した。


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市中パレード車両行進

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市中パレード徒歩行進部隊


 72周年記念行事では、日頃から駐屯地に尽力された人たちに対し、司令より感謝状を贈呈し、記念式典を開始した。

 観閲式では、多くの来賓や来場者と隊員家族が観覧する中、観閲部隊指揮官(44普連副連隊長・吉留2陸佐)が指揮する観閲部隊400人が会場に進入した。


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観閲部隊指揮官


 式辞で南利1佐は「72年間にわたり駐屯地、部隊を育んでいただいた地域の皆さまへの感謝の気持ちと、『郷土部隊』としての誇りを忘れることなく、隊員自らが愛し、地域の皆さまに愛される福島駐屯地をめざして、これからもより一層、地域の皆さまとの連携を深めながら、より良い駐屯地となれるよう努力していく」と述べた。


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観閲式(駐屯地司令)

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観閲式


 訓練展示では4中隊(中隊長・瀧3陸佐)の指揮の下、防御の状況を想定し、UH1、災害用ドローン、偵察用オートバイによる偵察や狙撃班によるUH1からのリペリング(懸垂降下)を展示。16式機動戦闘車やFH70などの各装備品の空包を使用した臨場感のある戦闘に会場から歓声が沸いた。

 また、装備品展示や体験搭乗(96式装輪装甲車、高機動車)は多くの来場者が列をつくった。


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体験搭乗の様子


 ファンシードリル隊による演技は3回実施し、統制美あふれる演技で観客を魅了した。


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ファンシードリル隊


 体育館では、同駐音楽隊と郡山駐音楽隊、地元高校2校による「ふれあいコンサート」を披露。最新曲を含む10曲を演奏し、記念行事に花を添えた。