千葉地本(本部長・西川1海佐)は11月16日、横須賀地方総監部が主催した「砕氷艦『しらせ』体験航海」に千葉県から募集対象者11人を引率した。
イベントは、「しらせ」に乗艦後、横浜を出港して横須賀へ向かう約2時間程度の航海。
参加者が岸壁に着くと、大きなオレンジ色の「しらせ」が停泊していた。「思った以上に大きい艦ですね」「出港が楽しみです」などの感想が聞こえた。
乗艦後はまず、出港作業を見学し、「艦の出港作業、初めてみました。小さい船で動かすんですね」と身を乗り出して見入っていた。
艦内では、写真パネルの展示と、南極の氷に触れる体験コーナーがあり、写真パネルでは、隊員の説明を聞きながら、南極での作業・支援風景や日本では見たことがない景色の写真を見て驚き、氷に触れる体験では、氷の硬さや気泡の様子に興味深く触れていた。
また、飛行甲板ではらっぱの展示があり、参加者らは、いろいろな意味を持つらっぱ吹奏に目を丸くしていた。
参加者からは「来年も乗りたい」「まだ、就職先を迷っているところですが、海上自衛隊に魅了されました」「あっという間に過ぎて、まだ帰りたくないです」など喜びの声が上がり、胸を躍らせている様子が感じられた。
千葉地本は「今後も継続して各部隊・駐屯地などと連携しつつ、『対象者ファースト』の精神で広報活動に努め、志願目標の達成に邁進していく」としている。