中部方面混成団110教育大隊(大隊長・廣瀬2陸佐)は10月6日、同駐で中部方面隊初となる技術陸曹課程の入隊式を実施した。技術陸曹3人は、声高らかに服務の宣誓を行い、その決意を会場に轟(とどろ)かせた。
中部方面混成団110教育大隊(大隊長・廣瀬2陸佐)は10月6日、同駐で中部方面隊初となる技術陸曹課程の入隊式を実施した。技術陸曹3人は、声高らかに服務の宣誓を行い、その決意を会場に轟(とどろ)かせた。
大隊長は、式辞で「互いに理解しあい、切磋琢磨(せっさたくま)しながら同期の団結を深めて技術陸曹として成長することを期待する」と激励した。
これに対し、技術陸曹代表の神野2陸曹は「曹たる陸上自衛官として、必要な資質・知識、技能を身につけるとともに、技術陸曹として部隊の運用に寄り添える隊員となることを目標に、日々の訓練を重ねてまいります」と抱負を述べた。
これから3カ月、技術陸曹3人は、同期との絆きずなを深めつつ、ともに切磋琢磨し、訓練に励んでいく。
技術曹
防衛省などによると、陸海空自衛隊で必要とする国家資格免許で、取得が難しい免許や、保有者が少ない免許について即戦力となる人材を採用する制度。以前は衛生・音楽分野の公募を除き現職隊員からの任用を原則としていたが、令和6年度から一般からの採用が始まった。保有する資格・免許に応じて、衛生隊員、音楽隊員、気象・海洋、情報通信、電気部門などの専門分野で職務に従事する。