陸自9師団(師団長)はこのほど、岩手山演習場で、「第2次師団訓練検閲」を実施した。
陸自9師団(師団長)はこのほど、岩手山演習場で、「第2次師団訓練検閲」を実施した。
訓練は、「攻撃に任じ、独立的に行動する普通科連隊としての行動」を検するもので、受閲部隊である21普連はこの検閲を目標とし、練成に練成を重ねて検閲に臨んだ。
訓練開始式で統裁官(師団長)は、「積雪寒冷地部隊としての保持すべき実力を最大限に発揮し、全隊員が一致団結し、全力を出し切って訓練検閲の任務を完遂せよ」を要望した。
21普連は当初、積雪寒冷地部隊としての能力を発揮し、作戦地域に向けて約20キロのスキー行進を実施した後、攻撃準備に移行。
各幕僚が緊密に連携して情報を収集し、敵警戒部隊を駆逐しつつ、早期に敵部隊の陣地などを解明。
軽雪上車を利用した曳えい行スキーにより機動力を発揮して、諸職種協同による総合戦闘力を発揮し、所命の目標を奪取して任務を完了した。
9師団は「これからも、積雪寒冷地部隊としての訓練に励み、任務遂行能力の向上に邁進(まいしん)する」としている。