東京地本立川出張所(所長・星2陸尉)は8月23日、昭島モリタウン光の広場で、1音楽隊の支援を受け、サマーコンサートと広報活動を実施した。
当日は、開店と同時に準備された座席に次々とビデオカメラを持った音楽隊ファンが座り、演奏時間が近づくと1階の会場は観客であふれ、吹き抜けの2階も今か今かと待つ人たちで埋め尽くされた。
音楽隊が入場すると、会場は温かい拍手に包まれ、子供から大人まで楽しめる演目のため、演奏中は自然と手拍子が鳴り響き、中には音楽に合わせて踊り出す子供もいるなど、終始和やかなコンサートになった。
そして、司会の隊員が、自衛隊音楽まつりの宣伝をすると「応募しました!」と、あちらこちらで声があがるほどの盛り上がりだった。
演奏後の音楽隊との写真撮影では「音楽隊の皆さん!サインください!」とノートとペンを差し出すファンの子供もいて、隊員たちは笑顔でリクエストに応えていた。また、手紙を持って来訪した子供もおり、「来年の自由研究は自衛隊にします」と元気いっぱいの文字が書かれていた。
そのほかにも、缶バッジ作成体験や制服試着コーナーを設けたところ、演奏の合間には列ができるほど盛況だった。用意した缶バッジの絵柄は、サマキャン仕様になっており、複数ある絵柄の中から好きなものを選び、広報官と一緒に「よいしょ!」と声を合わせてレバーを下げ、完成した缶バッジを手にすると自慢げに見せてくれた。
また、制服試着コーナーでは、自衛官募集相談員が撮影ポーズをレクチャーして、子供たちはポーズを決めるといった姿が見られた。
立川所は「今後も部隊と連携を取りながら、各種イベントを通じ、自衛隊の魅力発信とともに募集業務に邁進(まいしん)していく」としている。