「おいしさにこだわれ」連隊では初となる炊事競技会を実施|新発田駐屯地

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<新潟>新発田駐30普連(連隊長・郡山1陸佐)は12月23日、駐屯地年忘れ行事に併せた形としては連隊初となる「令和6年度連隊炊事競技会」を実施した。
 
献立は「唐揚げ」と「雑煮」

 競技会は、「今年を振り返りながら、皆を笑顔・元気にするメニュー」をテーマに献立を「唐揚げ」と「雑煮」に設定。炊事所を開設した状態から調理完了までの行動を「手順審査」「見本審査」「食味審査」で競い、連隊内の5個中隊が参加した。

 競技に先立つ開始式では、2中隊の南波3陸曹が「日頃の練成成果を十二分に発揮し、正々堂々と戦い抜くことを誓います」と力強く選手宣誓を述べた。

 その後、統裁官(郡山1佐)は「チームワークを発揮し、おいしさにこだわれ」「安全管理・衛生管理の万全」の2点を要望事項に掲げた。

選手宣誓をする隊員

 当日は前日から降り続く雪の中、炊事班長以下5人により制限時間内に野外炊具を用いて味付けや見た目にこだわった「唐揚げ」と「雑煮」を手際良く作った。

雪の中、野菜を洗う隊員

雑煮の仕込み

愛情込めて唐揚げを調理する隊員

 今回の食味審査には、駐屯地の栄養士のほか、初めて駐屯地年忘れ行事に来賓として招かれた関係協力団体、防衛モニター、駐屯地モニターにも審査協力してもらった。

関係協力団体らによる審査

 厳正な審査の結果、2中隊が最も多くの審査員から高い評価を得て見事優勝し、連隊炊事競技会4連覇を果たした。

 調理された食事は駐屯地年忘れ行事で隊員たちにも振る舞われ、皆の舌をうならせた。

笑顔で頬張る隊員たち

 30普連は「食事は、戦闘力の維持と部隊の士気に直結するものであり、かつ、野外炊事は災害派遣活動において自衛隊に最も期待されることの一つであることから、引き続き練度向上を図っていく」としている。

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→防衛日報1月29日付PDF