将来への一助に 鹿児島地本国分所が中学生職場体験学習を実施|鹿児島地本

国分地域事務所

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格闘訓練

防衛日報 2025年7月17日付


  鹿児島地本国分地域事務所(所長・迫口1陸尉)は5月27日から29日の間、国分駐(霧島市)で職場体験学習支援を実施した。

 学校教育に協力して、中学校からのニーズに基づき、自衛隊という職業への理解、興味・関心の向上、親近感を醸成するのが狙いで、姶良市立重富中学校の3年生14人(男子13、女子1)が参加した。

 体験学習では、基本教練、手旗信号、ロープ結索法、徒歩行進訓練、装備品展示・体験試乗、偽装(ドーラン体験)、救急法、格闘など、さまざまな模擬訓練を体験してもらった。


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基本教練

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格闘訓練

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救急法


 職業講話では、自衛隊の役割、陸・海・空の活動内容、災害派遣活動のDVD視聴(東日本大震災など)を交えながら実施し、崇高な任務を持つ自衛隊の職業観、魅力を最大限アピールすることができ、職業としての自衛隊への理解を促進するとともに将来の進路の一助となり得ることを周知することができた。


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救急法

 

 参加した生徒からは、「自衛隊にさらに興味を持ちました」「職場体験では陸上のことだけと思っていましたが、海上の手旗信号や航空の話も聞けていろいろと学ぶことができてよかったです」「救急法で、人命救助の仕方や自分が助かるロープの結び方は今後、生かしていきたいです」「重い荷物を持って歩くことの大変さが身に染(し)みてわかりました。また、初めての化粧が、ドーランになりました」など多くの感想が聞かれた。


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偽装体験


 中には、「将来、皆さんのような立派な自衛官になりたいです」などと熱心に決意表明する生徒も散見された。


 国分所は「引き続きあらゆる機会を通じて魅力的な広報に努め、防衛基盤の拡充を図るとともに、より多くの募集対象者に職業としての自衛隊の魅力を発信していく」としている。