空を目指す第一歩 静浜基地でT7シミュレーター体験|静岡地本

航空自衛隊 清浜基地

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T7の操縦席に座る貴重な機会!

防衛日報2025年7月3日付

   

 静岡地本(本部長・田代1陸佐)は5月24日、空自静浜基地(焼津市)で行われた操縦教育ツアーに協力した。高校生と保護者に空自やパイロットの仕事について理解を深めてもらおうと行ったもので、県内の30人が参加した。

 

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   まず、同基地でパイロットの教官をしている隊員から、パイロット学生の教育内容などについて説明を受けた。機体に乗って操縦する以外にも、座学や模型を使ったイメージトレーニングなどさまざまな教育があることを知り、参加者は興味深く聞き入っていた。

 

 次に、教育で使用されているT7初等練習機のシミュレータを見学した。シミュレータには実機と同じ前後2席の操縦席と景色を映しだすスクリーンがあり、教官が後部の操縦席に座って基地周辺を飛行するシミュレーションを披露した。

 参加者は大きなスクリーンに映し出されるリアルな地形や教官が説明する操縦方法などに感嘆していた。

 その後行われた教官と参加者の懇談では、「英語力は大切ですか」「操縦技術向上のコツは」といった質問が寄せられ、教官が「英語は努力が必要。今も頑張っている」「教えられたことを素直にできることが大事」と、実体験を基に丁寧に答えた。

 

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T7の操縦席に座る体験者

また、この日は同基地開放行事の事前公開日で、屋外に展示されたT7の操縦席に座ったり、懇談した教官が操縦する同機の展示飛行を見学したりした。


 参加者の中にはパイロットを目指している高校生もおり、貴重な体験を通して受験への意欲を燃やしていた。

 

 静岡地本は「今後も基地と協力して学生向けのイベントを開催し、パイロットや航空自衛隊の仕事に興味を持ってもらえるよう努めていく」としている。


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