もしもの時に備えて 防災キャンプで救命体験|岩手地本

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応急担架体験をする生徒

防衛日報 2025年12月10日付


 岩手地本北上地域事務所(所長・上田3陸佐)は11月15日、花巻市大迫高校で行われた「防災迫高キャンプ」で、北上地域事務所4人、9高射特科大隊から支援2人、防災リーダーとして大迫高校生徒4人による自衛隊広報ブース・防災体験コーナーを展開した。


 キャンプでは、自衛隊のほか花巻北消防署、日本赤十字社、大迫未来会議などが参加し、消火訓練、煙体験、炊き出しなどの防災体験が行われた。


 自衛隊広報ブースでは、車両(1/2トントラック)展示、応急担架体験、人命救助セット説明などを実施した。生徒や来場者が、災害発生時に役立つ知識を身につけ、防災意識を高めるために、楽しく学びながら救命ボートへ乗り、関心を持って応急担架体験、人命救助セット説明を行っていた。


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人命救助セット操作説明を受ける生徒達


 また、車両展示では、小さい子供から大人まで、興味津々な様子で乗車したり、記念撮影をする人も見受けられた。


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車両に乗り写真を撮る子供


 主催した大迫高校からは、「防災迫高キャンプに参加していただき、ありがとうございました。生徒や地域住民の方々も楽しく学べて、貴重な体験をすることができました。来年もよろしくお願いします」というありがたい言葉があった。


 岩手地本は「引き続き学校、自治体、関係地域と協力し合い、各種イベントでの広報活動を通じて、自衛隊の理解促進に取り組んでいく」としている。