滝ケ原駐(司令・山口1陸佐)は11月13日、キャンプ富士内で、キャンプ富士消防隊、御殿場・小山消防本部と3機関合同消防訓練を実施した。
訓練の経緯は、1979年(昭和54)10月19日、キャンプ富士内で発生した大規模火災で81人が死傷した。その際、滝ケ原駐も消火活動に参加し、惨事の教訓を忘れないために3機関合同で訓練を行っている。
訓練は、キャンプ富士内で火事が発生し、自隊では消火が困難という想定で、滝ケ原駐、御殿場・小山消防本部に応援要請をし、消火訓練を行った。
キャンプ富士の最新のポンプ車と滝ケ原駐のポンプ車へホースを連結し、日米連携の消火活動訓練を行いながら建物内からの要救助者を救出するなど、相互の消火・救助レベルを確認し合った。
訓練後、終了式が行われ、キャンプ富士司令官のスコット・D・ウェルボーン大佐は、「ともに『敵』と戦おう。敵とは火災を意味し、いつ起きるかわからない火災に対し、普段から、準備・連携を図ろう」と訓示した。
また、滝ケ原駐司令は、「日米の絆、地域との和を引き続き高めていこう」と参加者に言葉を送り、合同消火訓練は終了した。
滝ケ原駐は「引き続きキャンプ富士、地域との絆を強固にし、日米、地域との信頼をより深くしていく」としている。