福知山駐が小学校で防災授業 児童とともに「チャレンジ防災」|福知山駐屯地

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捜索用音響探知機を実体験中

防衛日報 2025年11月7日付


 福知山駐屯地(司令・塚本1陸佐)は10月10日、福知山市内の小学校に隊員を派遣し、総合的な学習の時間である「チャレンジ防災」に協力した。

 小学5年生の児童と教職員約70人に対して、災害派遣に関する防災講話を実施したほか、人命救助の際に使用する装備品や各種車両の展示を実施した。

 

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防災講和を熱心に聞く子供たち


 隊員から説明を受けた児童らは、普段、見慣れない装備品や車両に興味津々な様子で、実際に手で触れて体感した。また、終始、タブレットやノートにメモをとるなどして、「自分たちにもできることがないか」を考えながら、真剣な様子で学習に取り組んでいた。

 

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個人用防災グッズの紹介に興味津々


 児童からは、「救助活動で一番大変だったことは、何ですか」「自分にも危険があるのに、なぜ、勇気を出して救助ができるのですか」など、次々に手が挙がり、災害に関する質問が飛んだ。


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高機動車に乗車し、隊員に熱心に質問

 隊員は、「子供たちと触れ合う機会がとても新鮮で、楽しく学習に参加させていただきました」などの感想を述べ、普段の訓練の姿とは違った表情を見せながら、笑顔で質問に答えていた。

 

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人命救助セットの説明

 学習への協力を通じて、児童らに防災への意識をさらに高めてもらうきっかけを付与できたとともに、自衛隊についての理解を深めてもらうことができた。

 

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災害時の食事について説明


 福知山駐屯地は「過去に幾度となく水害に見舞われた歴史を持つ福知山に所在する自衛隊として、今後も災害に備える町づくりに協力していくとともに、地域と連携を密にし、信頼される活動を続けていく」としている。


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