人生の転機は、努力でも計画でもなく、
ふとした偶然からやってきます。
それは道を間違えた先の喫茶店だったり、
電車を乗り過ごした夜だったり。
予定調和を信じない。運命の出会いは、
GPSの届かないところであなたを待っている、
今号はそんなお話です。
人生の転機は、努力でも計画でもなく、
ふとした偶然からやってきます。
それは道を間違えた先の喫茶店だったり、
電車を乗り過ごした夜だったり。
予定調和を信じない。運命の出会いは、
GPSの届かないところであなたを待っている、
今号はそんなお話です。
自衛隊のみなさま、日々国防の仕事に
従事くださり本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
前回(126回・11/3)は、
社会人野球で打球が空に消え誰も見失う中、
突然キャッチャーの真上から落下。
ホームランより高く上がった奇跡のフライ。
その打者は後に三冠王となる落合博満。
常識を超えた一打が、天才の片鱗を見せた
瞬間だった、という話をしました。
予期せぬ出会いが人生を変える、という話をすると、
だいたいみんな「どこで出会えますか?」と聞きます。
それを聞いている時点で、もうダメなのです。
予定された出会いに運命は宿らないのです。
人生の神様は、スケジュール帳を嫌います。
思い出すのは、ある有名な放送作家さんが
まだ若手ライターだった頃の話です。
当時、原稿を落としかけて途方に暮れていた夜、
電車を一本乗り過ごして入った場末のラーメン屋で、
隣の席にいたのが雑誌編集者だったそうです。
「原稿落としそうで」と愚痴をこぼしたら、
「じゃあウチで書いてよ」と笑われた。
それが人生の転機になった、そうです。
世の中の「チャンス」とは、そういう不格好な
顔をして現れます。
だから予定された飲み会より、
道を間違えて入る喫茶店を信じています。
偶然のドアを開ける勇気さえあれば、
人生はけっこうおもしろいのです。
運命の出会いとは、GPSの外側で
待っているものです。
(了)
援護を援護するこのコラムはいつか訪れる
定年後のセカンドキャリアに活かせて、
「使える」再就職・キャリアのポイントを
毎回わかりやすく解説します。
毎週月曜日掲載です。
1970年新潟県出身。
前職のリクルートでは年間MVP受賞を
はじめ表彰多数。人事採用のプロ。AC
これまで7000社の採用支援、2万人
以上の個人向けキャリア相談実績あり。
サイパン島で戦死した陸軍少尉の祖父を