【みんなのひろば】年男・年女(1/4)|久居駐屯地

午年スタート熱き思いを胸に駆け上がれ!

セクション画像


防衛日報 2026年1月16日付


 久居駐から今年も「年男」「年女」を迎えた隊員たちの決意の言葉が寄せられました。家族への感謝、任務への新たな誓い、私生活での挑戦や目標…。それぞれに節目の年にかける熱き思いと決意を紹介します。


「母へ背中で恩返し」 本部管理中隊 1陸士 金城 香音



セクション画像

 年女の節目に、一般幹部候補生試験に合格することができました。決して一人でつかんだものではなく、これまで一人で育ててくれ、どんな時も支えてくれた母のおかげであり、その感謝は言葉では言い尽くせません。



 母はシングルマザーとして多くの苦労を抱えながらも、決して弱音を吐かず、努力する姿を背中で示してくれました。その強さと優しさが、今の自分を作ってくれたと思います。合格をいただいたとき、真っ先に母の笑顔を思い浮かべ、胸がいっぱいになりました。

 幹部自衛官として歩む道は、決して平坦ではなく、厳しい任務を通じて、時に心が折れそうになることもあるでしょう。しかし、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める」という服務の宣誓を胸に刻み、どんな困難に直面しても、自分自身を強く持ち、必ず乗り越えます。

 自分にとっての親孝行は、母に感謝を伝えることはもちろん、一人前の幹部自衛官へ成長し、社会に尽くし、その背中を見せることです。母が誇りに思えるような生き方をすることこそ最大の恩返しであり、これからの人生の目標です。母が私に教えてくれた大切なことを、今度は私が背中で母に恩返しできるように頑張ります。


「年男を迎えて」 2中隊 2曹 北川 聖恭


セクション画像

 今年36歳になる節目の年を迎え、さまざまな面で今一度振り返る時期がきたと感じています。

 これまでの自分は訓練優先を主に考え、体力練成などの自分磨きに勤んできました。



 しかしながら家庭環境は様変わりし、3人の子宝にも恵まれ、公私ともに多忙感を感じながらも充実した生活を送っています。

 今年を転換期として振り返ったところ、勤務や訓練のための自分磨きに快感を覚え、トレーニングにかまけて家庭を顧みないことが幾度かあったのではないかと考えました。

 現在の家庭環境は夫婦円満で、何ら問題はありませんが、自分の中で反省する点が見つかった気がします。

 自分が自衛隊に入隊した理由は国を守るためでした。そして陸曹になり、自分の家庭を持ってからは家族を守ることが一番の指針になっていたことを思い出しました。これまで通りの自分磨きを続けながらも、家族のためということを念頭において行動していくことを自ら徹底します。

 そして、家族優先を本年の抱負とし、心構えとします。当然ながら全ての面において家族を優先させられる訳ではないため、これまで以上に家族の理解を得るために奔走し、連携をすることで訓練や任務に集中できる基盤を整えていきます。

 家族優先を掲げ、家庭・仕事ともに充実した一年になるよう邁進します。


「年男の小さな決意」 1中隊 士長 伊藤 栄一郎


セクション画像

 年男として午年を迎えることができました。干支が1周したと思うとこの12年間はあっという間に感じ、不思議な気持ちになると同時に成長も感じました。



 午年は、勢いよく力強く前に進む一年になると言われています。年男になると同時に陸士から陸曹へ昇任する年でもあるので自分でも何か1つこれまで以上に挑戦していきたいと思っています。

 これまでの日々は周囲の方々の支えとご縁に恵まれて、多くの学びと経験を積ませていただきました。

 大きく2つに分けると、「気遣い」と「初心の気持ちを忘れない」です。

 「気遣い」に関しては、周りを見る意識、周りを見ることで次に何をすべきか考えることができました。

 「初心の気持ちを忘れない」に関しては、自衛隊に入隊して約5年が経ち、後輩陸士が増えてきて、今までやってきたことを今度は後輩陸士が率先して取り組んでくれることが増えました。 

 しかし、何でもかんでも誰かがやってくれるからいいだろうという考えです。いつか必ず足をすくわれると思うため、初心を忘れず懸命に取り組んでいきたいです。

 陸曹に昇任して大きいことができなくても小さな経験や成功を積み重ねて大きいことにしていきたいです。年男として迎えるこの一年が、ただの通過点にするのではなく、次なる飛躍の原点となるよう、自分に課せられた役割を自覚し、行動に移していきたいです。そして、自らの経験や努力を通じて、少しでも周囲にいい影響をもたらすことができれば本望です。

 最後に、午年の年男として、競馬の馬のように最後の最後まで駆け抜けていけたらいいなと思っています。


「年男としての抱負」 3中隊 3曹 鈴木 郷史


セクション画像

 気づけば自分も年男となりましたが、特別な抱負というものは正直、持っていません。

 年齢や干支によって自分の行動が変わるわけでもなく、日々の業務に淡々と向き合っているのが現状です。



 強いて言えば、可能であればサイバー関連の教育に参加し、知識や技能を少しでも広げていければという程度の希望があります。

 具体的な計画があるわけではなく、あくまでチャンスがあればという軽い目標ですが、自分にとっては興味のある分野であり、将来的な幅を広げるきっかけになればと考えています。

 一方で、現在の担当している保全(補佐)での業務は、保全担当である先輩の監督の下で何とか回っています。今のところ、来年度からその先輩は外れて、自分が保全担当になる可能性があり、不安を感じています。

 環境や業務内容が変わる中で自分が適応できるのか、これまでの経験を生かせるのかといった心配はありますが、過度に構えるよりも、まずは新しい環境でできることを1つずつ確認しながら取り組み、不安を克服したいと考えています。

 結局のところ、年男であることや今年に向けた特別な抱負はなくとも、日々の業務や学びの中で少しずつ前に進むことができれば十分です。

 無理なく自然体で過ごすことが自分にとって最も適した姿勢だと感じています。

 来年度も慌てず焦らず、着実にできることを積み重ねていくことを心掛けたいと思います。