木造船体に驚きの声 掃海艇「ひらしま」艦艇広報|佐賀地本

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消火装置操法体験

防衛日報 2025年10月16日付


 佐賀地本(本部長・佐々木事務官)は9月14日から16日の間、佐賀県唐津市東大島町の唐津東港で、掃海艇「ひらしま」(「ひらしま型」掃海艇1番艇=艇長・長谷川1海尉)の艦艇広報を実施した。


 艦艇広報は天候にも恵まれ、期間中、約500人の来場者でにぎわった。


 艇内見学では、来場者が感応掃海具、処分艇、水中航走式機雷掃討具などの装備品を見学。15日午後は、体験航海が行われ、航海中の乗員が艇長の命令に機敏に反応して行動する姿を間近に感じてもらった。


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装備品を見学


 また、らっぱ吹奏、手旗信号の展示、消火装置操法体験などのイベントも行われ、募集対象者やその同行者を含めた広い年齢層の来場者から、「掃海艇の役割や乗員の任務に対する理解を深めることができた」と大変、好評だった。


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らっぱ吹奏

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消火装置操法体験


 この際、来場者から「船が磁場の変化に影響を与えないように木製であるということを初めて知った」「海上自衛隊が機雷排除を行っていることを知る貴重な機会となった」などの感想を聞くことができた。


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掃海艇「ひらしま」


 最終日は、見学に訪れていた県内の保育園児から、「ありがとう」「また、来てね」などの感謝の声をかけられながら、「ひらしま」は出港した。


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園児たちと記念撮影


 佐賀地本は「引き続き、さまざまな形での広報活動を通じ、自衛隊に対する理解・協力の促進を図りたい」としている。