香川地本(本部長・谷本1陸佐)は9月26日から28日の間、護衛艦「いなづま」の高松港入港に伴い、同艦の支援の下、一般公開、特別公開を実施した。
「いなづま」は26日、艦艇を出迎えようと集まった大勢の人たちに見守られながら高松港に入港。27、28の両日に実施した一般公開では、見学開始時間前から来場者の長蛇の列ができ、2日間を通じて7777人が乗艦し、甲板上を歩きながら艦艇を見学した。
来場者からは、「護衛艦は艦種を問わず、何回見ても迫力がありますね」「久しぶりの高松での艦艇見学なので、大変楽しみにしていました」などのコメントが広く寄せられた。
また、特別公開を26日から28日の3日間実施し、数多くの応募があり、公募の当選者、協力団体会員ら合わせて173人が乗艦し、乗員の説明を受けながら艦内の施設、装備品を見学した。
艦内の細部を見学できる貴重な機会ということもあり、熱心に質問をしたり話を聞いたりする見学者の姿が見られた。
さらに、岸壁では、募集広報ブースの設置、14旅団のWAPC、除染車などの車両展示、自衛隊制服などの試着体験、香川地本公式マスコットの「モリーヌくん」による広報活動を行った。試着用制服を着て艦艇とともに記念写真を撮ったり、「モリーヌくん」との交流を楽しんだりする来場者で高松港は大いににぎわいを見せた。
29日の出港時には、「ありがとう」「お疲れさまでした」などの温かい声が聞こえる中、「いなづま」は高松港を出港し、帰投した。
香川地本は「今後も自衛隊に対する理解、親近感の醸成を図るべく魅力ある広報活動を実施していく」としている。