岩見沢駐12施設群(群長・福永1陸佐)は10月27日から11月5日の間、「令和7年度秋季演習場定期整備」を北海道大演習場(島松地区)と然別演習場で実施した。
整備開始に先立ち、整備隊長である群長は開始式で、「施設科らしい整備」「安全管理の徹底」の2点を要望した。
北海道大演習場(島松地区)では、398施設中隊(中隊長・香田1陸尉)が2戦車道の装軌車道路盤強化整備(D・BOX施工50メートル)、
399施設中隊(中隊長・市川1陸尉)が10号道の装軌車道路盤強化整備(ズリ敷設200メートル)、
RC道堆積土除去支援、装軌車道整備、400施設中隊(中隊長・中山1陸尉)が装輪道整備(路面成形・側溝構築)、通信中継所拠点整備、溜ます浚渫(しゅんせつ)の整備をそれぞれ実施した。
5日、整備隊長の完成点検を実施し、12施設群の施設技術、来年度の春季演習場定期整備に向けた構想について指導し、演習場定期整備を無事に終了した。
11月1日には、駐屯地モニターらの演習場整備見学会を実施。駐屯地モニター1人、隊員家族2人、希望する中学生1人の計4人が参加し、旭ケ丘宿営地の指揮所、宿営天幕、炊事所などの様子を見学した。
その後、野外炊事で調理したジンギスカンを食べてもらい、「とてもおいしいです」などのうれしい言葉があった。
最後に島松駐広報班長の協力の下、同駐の史料館を見学し、演習場整備見学会を終了した。
12施設群は「今回の演習場整備では、群長要望事項である『施設科らしい整備』『安全管理の徹底』を具現化し、全ての整備任務を完遂することができた。引き続き、方面隊の演習場道場化に寄与するため、特有の施設技術を積極的に発揮して、練度の維持・向上に努めていく」としている。