常備と予備が共に鍛錬 任務遂行に向け団結強化|船岡駐屯地

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射撃予習

防衛日報 2025年11月6日付


 船岡駐業務隊(隊長・中澤2陸佐)は10月3日から7日の5日間にわたり、同駐で、隊長以下30人で予備自衛官60人(うち女性2人)に対し、「令和7年度予備自衛官招集訓練」を担任した。


 担任官要望事項として予備自に対し「自律心の涵養(かんよう)」「安全管理」を要望し、訓練では射撃訓練、体力検定などの優先課目のほか、精神教育、職務訓練(警備訓練・小銃の操作)、野外衛生、特殊武器防護など予備自として必要な資質、識能の維持・向上のための訓練課目を実施した。


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格闘訓練

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射撃訓練

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職務訓練(人員点検)

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職務点検(車両点検)


 また、任期制隊員らとの懇談を実施し、任期満了予定の隊員に対し、予備自としての体験談などのアドバイスがあり、予備自の志願率向上を図った。


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任期制隊員等との懇談


 予備自は、積極かつ前向きに訓練に励み、「充実した訓練だった」「小銃の操作(ガンハンドリング)はためになった」など多数のコメントがあり、1件の事故もなく、全員が訓練目標におおむね到達することができた。


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隊旗授与


 船岡駐業務隊は「昨今の厳しく複雑な安全保障環境や全国的に常態化する自然災害などの各種事態への対応において、予備自衛官の果たす役割は重要性を増している。いざ有事の際は、常備自衛官と予備自衛官がともに力を合わせ、任務を遂行できるよう今後も部隊一丸となって各種訓練に邁進していきます」としている。