陸自14旅団(旅団長・仲西陸将補)は10月11日、善通寺駐で「令和7年度四国地区殉職隊員追悼式」を実施した。
当日は、駐屯地体育館で、遺族、来賓の臨席、旅団隷下部隊長と駐屯地部隊長らが参列し、厳粛かつ、しめやかに行われた。
今年度は、新たに御霊を一奉納し、国の存立を担う崇高な職務に殉ぜられた52柱の御霊に対し、拝礼や黙祷を捧げた。
執行者である仲西旅団長は、「われわれは、職務の遂行に全身全霊を捧げられた御霊の高い志を受け継ぎ、『事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民、そして地域の皆さまの負託に応えられる』よう、全力を尽くすことを固くお誓いします」と追悼の辞を述べた。
献花の後、志半ばに殉職された隊員が安らかであること、そして、遺族が突然の悲しみや苦難を乗り越えれられて、心穏やかな日々を過ごすことを願い、14音楽隊が「瞳をとじて」を追悼演奏し、拝礼に続く儀仗(じょう)隊による弔銃が厳かに鳴り響き、殉職隊員52柱の冥福をお祈りした。